外付けブラインドの導入を検討されている皆様にとって、そのメリットだけでなく、デメリットについても正確に理解することは非常に重要です。
今回は、外付けブラインド特有の課題を具体的に解説し、それらを軽減する方法や内付けブラインドとの比較を通して、皆様の判断材料となる情報を提供します。
外付けブラインドのデメリット
初期費用が高い
外付けブラインドは、内付けブラインドに比べて、製品価格自体が高額な傾向があります。
これは、使用される素材や製造工程、そして設置工事の複雑さなどに起因するといえます。
特に大型の窓や複雑な形状の窓の場合、費用はさらに高騰する可能性があります。
また、設置費用も高額になる場合があるので、事前に予算をしっかりと確保しておくことが大切なのです。
さらに、ランニングコストも考慮に入れるべきでしょう。
設置工事が複雑な場合がある
外付けブラインドの設置は、窓枠の外側に取り付けを行うため、専門会社による施工が必要となるケースが多いです。
高層階にある窓や、特殊な構造の建物では、安全確保や作業効率の面から、工事が複雑化し、時間と費用がかかる場合があります。
そのため、事前に施工会社との綿密な打ち合わせを行い、作業工程や必要な時間、費用について確認しておくことが大切です。
加えて、近隣住民への配慮も必要となる場合があるので、注意が必要です。
例えば、工事の音や振動などが近隣住民に迷惑をかけないように、事前に工事の日程や時間帯などを知らせておくことが重要です。
強風時の騒音が気になる
外付けブラインドは、風の影響を受けやすく、強風時には羽根が風でたたく音が発生することがあります。
この騒音は、住環境によってはストレスとなる可能性があります。
製品によっては、防風性能の高いものも存在します。
しかし、設置場所や風の状況によっては、騒音問題が発生する可能性を考慮しておく必要があります。
例えば、海に近い地域や高層階に住んでいる場合は、特に注意が必要です。
また、風の強い日に窓を開けていると、騒音が室内に響き渡る可能性があるので、窓を閉めるなどの対策も必要となるでしょう。
台風などの強風で破損するリスクがある
外付けブラインドは、強風や台風などの自然災害による破損リスクが高いといえます。
強風で羽根が変形したり、本体が外れたりする可能性があります。
場合によっては、窓ガラスに損傷を与える可能性もあります。
そのため、設置場所の風向きや強風に対する耐性を事前に確認し、必要に応じて補強工事などを検討する必要があります。
また、台風が接近する際は、外付けブラインドを格納したり、取り外したりするなどの対策が必要となる場合もあります。

外付けブラインドは防犯性に問題がある?
窓ガラスが割られるリスクがある
外付けブラインドは、窓の外側に設置されるため、窓ガラスを直接保護する効果は期待できません。
そのため、強引に窓ガラスを割って侵入を試みる犯行に対しては、防犯効果は期待できないのです。
この点は、防犯対策を考える上で重要なポイントとなります。
侵入盗に狙われやすいわけではない
ただし、外付けブラインドが侵入を助長するわけではない点も理解しておきましょう。
外付けブラインドは、視覚的なプライバシー保護や直射日光の遮断に効果的です。
そのため、それ自体が侵入を誘発するものではありません。
むしろ、プライバシー保護の観点から、侵入抑止効果が期待できる場合もあります。
他の防犯対策と組み合わせることで、総合的な防犯力を高めることが可能です。
例えば、防犯カメラやセンサーライトなどを併用することで、より効果的な防犯対策を実現できます。
補助錠などの併用で防犯性を高められる
外付けブラインド単体では防犯対策として不十分な面もありますが、補助錠や防犯フィルムなどの他の防犯対策と併用することで、防犯性を向上させることが可能です。
これにより、侵入に対する抑止効果を高め、より安全な住環境を確保できます。
さらに、窓ガラスを強化ガラスにするなどの対策も有効です。
まとめ
外付けブラインドは、日差しを遮断したり、プライバシーを守ったりする上で有効な手段ですが、同時にいくつかのデメリットも存在します。
この記事で解説したデメリットを踏まえ、製品選びや設置方法、メンテナンスなどを検討することで、これらのデメリットを軽減し、快適な住環境を実現することが可能となります。
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