新築マイホーム、憧れの空間のはずなのに…床から聞こえる「ギシギシ」「ミシミシ」という音。
せっかくの新築なのに、この音で落ち着いて過ごせない、と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
実は、新築住宅でも床がきしむことは珍しくありません。
この記事では、新築住宅の床がきしむ原因と、その対処法についてご紹介します。
新築住宅の床のきしみの原因を解説
床材の伸縮と変形によるきしみ
新築直後は、木材の乾燥や湿度変化によって床材が伸縮します。
特に、夏場の高温多湿や冬場の乾燥した時期には、この伸縮が顕著になり、床材の継ぎ目部分で摩擦が生じ、きしみ音が発生することがあります。
このタイプのきしみは、木材が環境に馴染んでくると自然に減少したり、消えたりすることが多いです。
半年以上経過しても改善が見られない場合は、他の原因も考えられます。
施工不良によるきしみ
床材や下地材の施工が不適切な場合、きしみ音が発生することがあります。
例えば、床材の固定が不十分であったり、釘や接着剤の使用が適切でなかったりすると、床材が動くことで音が発生します。

新築の床のきしみの対処法と注意点
施工会社への連絡
まず、家を建てた施工会社やハウスメーカーに連絡し、状況を説明しましょう。
多くの場合、新築から一定期間内であれば、施工不良によるきしみは保証の対象となり、無償で修理してもらえます。
連絡する際には、きしみが発生している場所や状況を具体的に伝え、写真や動画を添付するとよりスムーズに解決できます。
DIYによる簡易的な対処法
きしみが軽微な場合、自分で対処できることもあります。
市販の床鳴り防止剤を使用したり、きしみ部分にクサビを挿入して隙間を埋めるなどの方法があります。
ただし、DIYで対処する際は、状況をよく把握し、適切な方法を選択することが重要です。
不適切な対処は、かえって状況を悪化させる可能性があるので注意が必要です。
専門会社への依頼
DIYでは対処できない場合や、原因が不明な場合は、専門会社に依頼しましょう。
専門会社は、床下の状況を調査し、きしみの原因を特定し、適切な修理方法を提案してくれます。
修理費用は、原因や修理方法によって大きく異なります。
保証期間の確認と活用
住宅には、瑕疵担保責任期間(通常10年)や、床鳴りに関する独自の保証期間が設定されている場合があります。
契約書や保証書を確認し、保証期間内であれば、施工会社に修理を依頼しましょう。
保証期間が過ぎている場合でも、状況によっては有償修理が可能な場合があります。
床鳴りの予防策
床鳴りを予防するためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。
床下の湿気を防ぎ、木材の乾燥状態を保つことで、きしみを抑制することができます。
また、重いものを床に長時間放置しない、床に物を落としたりしないなど、日頃から床に負担をかけないよう注意しましょう。

まとめ
新築住宅の床がきしむ原因は、床材の伸縮・変形、施工不良、木材の腐食など、さまざまです。
きしみが軽微な場合は、様子を見る、DIYで対処するなど、比較的簡単な方法で解決できる可能性があります。
しかし、きしみが大きい場合や、原因が不明な場合は、施工会社や専門会社に相談することが重要です。
保証期間の確認や、予防策の実施も忘れずに行いましょう。
豊橋市周辺で注文住宅を検討されている方はぜひ当社までお問い合わせください。