新築住宅の床きしみとは？原因と対処法を解説

新築のマイホーム、憧れの空間のはずが、床から気になる音が…。
「ギシギシ」「ミシミシ」と聞こえる床鳴りは、新築住宅でも残念ながら起こりうる問題です。
小さな音でも、生活の質を下げてしまうこともあります。
この音の原因は何なのか、そしてどうすれば解決できるのか、不安に感じている方も多いでしょう。
今回は、新築住宅の床鳴りの原因と、効果的な対処法についてご紹介します。

新築床きしみ原因徹底解説

床材の伸縮と変形によるきしみ

木材は湿度や温度の変化によって伸縮します。
特に新築直後は、木材の含水率が安定しておらず、季節や室内の環境変化によって伸縮が大きくなりやすいです。
この伸縮によって、床材同士や床材と下地材の間に隙間が生じ、摩擦音が発生し、きしみとして聞こえてきます。

このタイプのきしみは、時間が経つと自然に収まるケースも多いですが、状況によっては長期間続くこともあります。
床材の種類（無垢材、複合材など）によっても伸縮の度合いが異なります。

施工不良によるきしみ

床鳴りは、施工時の不備が原因であるケースも少なくありません。
例えば、床材の固定が不十分であったり、下地材の施工に問題があったりする場合、歩行時の荷重によってきしみが発生します。
具体的には、釘打ちが不十分、根太の間隔が不均一、合板の固定不良、接着剤の乾燥不足などが考えられます。

また、束の締め付けが不十分な場合、床全体が不安定になり、きしみの原因となります。
これらの施工不良は、専門家による点検でなければ発見しにくい場合もあります。

その他のきしみの原因

1：木材の劣化
シロアリ被害や腐朽菌による木材の腐食も、床鳴りの原因となります。
特に湿気の多い環境では、木材の劣化が進行しやすいため注意が必要です。

2：床下地の問題
床下地材の腐食や損傷も、きしみの原因となります。
床下地材は、通常目視で確認できないため、専門家による点検が必要です。

3：その他
建物の構造上の問題、周辺環境の影響など、様々な要因が考えられます。

新築床きしみ適切な対処法

まずは状況の把握と記録

きしみが発生している場所、時間帯、状況などを記録しておきましょう。
写真や動画を撮っておくと、後々の対応に役立ちます。
きしみの音の種類（ギシギシ、ミシミシ、キュッキュなど）も記録しておくと、原因特定の際に役立ちます。

売主・工務店への連絡方法と注意点

新築住宅であれば、売主または工務店に連絡し、状況を説明しましょう。
多くの場合、施工不良であれば保証の対象となる可能性があります。
連絡する際には、いつ、どのような状況で、どのような音がするのかを具体的に伝えましょう。
記録した写真や動画があると、よりスムーズに状況を伝えることができます。
口頭だけでなく、書面でやり取りを残しておくことも重要です。

専門家への相談と調査依頼

売主・工務店への連絡だけでは解決しない場合、または原因が不明な場合は、住宅診断士や建築士などの専門家に相談し、調査を依頼することをおすすめします。
専門家は、床下を含む建物全体の状態を調査し、きしみの原因を特定し、適切な対処法を提案してくれます。
調査には費用が発生しますが、適切な対応をするためには必要な投資といえます。

DIYによる対処法の限界とリスク

インターネットなどでDIYによる床鳴り対策の情報を見かけることもありますが、専門知識がない状態でのDIYは、状況を悪化させる可能性があります。
特に床下作業は危険が伴うため、専門家でない限りは行わない方が賢明です。

修理費用と見積りの取り方

修理費用は、原因や修理方法によって大きく異なります。
簡単な調整であれば数千円から、床材の交換や床下補修が必要な場合は数十万円、場合によっては数百万円かかることもあります。
業者に見積もりを依頼することが重要です。

まとめ

新築住宅の床鳴りは、床材の伸縮・変形、施工不良、木材の劣化など、様々な原因が考えられます。
小さな音でも、放置すると状況が悪化する可能性もあるため、まずは状況を把握し、売主・工務店に連絡しましょう。
それでも解決しない場合は、専門家への相談・調査依頼を検討することが重要です。

DIYでの修理はリスクが大きいため、専門家への依頼が安心です。
早期に適切な対応をすることで、快適な住まいを維持することができます。

当社は豊橋市周辺で、新築注文住宅を手がける工務店として、お客様の理想を叶える家づくりにこだわりを持っています。
お客様との信頼関係を何よりも大切にし、細やかなヒアリングと真摯な対応を通じて、住まいづくりの過程をサポートいたします。
豊橋市周辺で家づくりをご検討の方は、どうぞお気軽にご相談ください。