ガルバリウム鋼板の外壁は、そのスタイリッシュなデザインと優れた耐久性から、近年人気が高まっています。
しかし、ガルバリウム鋼板の外壁を採用する際には、下地材選びも重要なポイントとなります。
特に、防火性能を重視する場合は、適切な下地材を選ぶ必要があります。
そこで、この記事ではガルバリウム鋼板における下地の選び方について解説していきます。
□ガルバリウム鋼板外壁の下地材の選び方
ガルバリウム鋼板外壁の下地材には、主に3つの選択肢があります。
1:モイス
2:ダイライト
3:防水石膏ボード
それぞれの特徴や防火性能について詳しく見ていきましょう。
1:モイス
モイスは、三菱商事建材が製造するケイカル板の一種です。
優れた防火性能を持ち、不燃材としての認定を受けています。
火にさらされても20分間は燃えないため、高い防火性を求める住宅に最適です。
また、吸放湿性にも優れているため、室内の湿度調整にも役立ちます。
2:ダイライト
ダイライトは大建工業が製造するケイカル板です。
モイスと同様に、高い強度と耐水性を持ち合わせています。
防火性能は準不燃材として認定されており、火にさらされても10分間は燃えません。
モイスに比べて価格が安く、流通量も多いので、手に入りやすいというメリットがあります。
3:防水石膏ボード
防水石膏ボードは、本来は室内用の壁材として使われることが多いものです。
しかし、通常の石膏ボードは水分に弱いため、外壁の下地には適しません。
そこで登場したのが、防水加工が施された防水石膏ボードです。
防火性能も準不燃材として認定されており、比較的安価な価格で手に入ります。
ただし、モイスやダイライトに比べて強度が劣るため、耐震性には注意が必要です。
□防火性・価格・耐久性から最適な下地材を選ぶ
それぞれの材料の防火性能、価格、耐久性を比較検討し、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
1:防火性
・モイスは、不燃材としての認定を受けており、最も高い防火性能を誇ります。
・ダイライトは、準不燃材として認定されており、モイスに比べて防火性能は劣りますが、それでも十分な防火性能を備えています。
・防水石膏ボードも、準不燃材として認定されており、防火性能はモイスやダイライトに劣ります。
2:価格
・防水石膏ボードは、モイスやダイライトに比べて価格が安価です。
・モイスとダイライトは、価格がほぼ同等ですが、ダイライトの方が若干安価です。
3:耐久性
・モイスとダイライトは、高い強度と耐水性を持ち合わせており、耐久性に優れています。
・防水石膏ボードは、モイスやダイライトに比べて強度が劣るため、耐久性も若干劣ります。
□まとめ
ガルバリウム鋼板外壁の下地材として、モイス、ダイライト、防水石膏ボードの3つの選択肢を比較検討しました。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解した上で、最適な下地材を選択することが重要です。
防火性能を重視する場合は、モイスがおすすめです。
価格を抑えたい場合は、ダイライトまたは防水石膏ボードがおすすめです。
耐久性を重視する場合は、モイスまたはダイライトがおすすめです。
自分の家のニーズに合わせて、適切な下地材を選んでください。
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