家を建てる際、コストパフォーマンスと長期的な快適性は重要な要素です。
建物の形状や設備仕様、素材選びなどを工夫することで、予算内でより良い住まいを実現できます。
また、耐震性や断熱性を高めることで、長期にわたって安全で快適に暮らせる家になるでしょう。
□コストパフォーマンスに優れている家を建てるには
建物の形状がコストに与える影響は大きいです。
単純な形状の家は、複雑なデザインの家に比べてコストパフォーマンスが高くなります。
1:総2階建てや総3階建てを選ぶ
1階と2階、あるいは3階までが同じ形状・大きさの家は、建築費を抑えられます。
外壁や内装の表面積が少なくなり、付随する部材も減るためです。
加えて、耐震性や耐久性、メンテナンス性も向上します。
2:建物の角を減らす
建物の外郭形状に角が増えると、外壁、構造体、基礎の価格が上がります。
角が少ない家は、コストを抑えられます。
3:都心での建築は工夫が必要
都心では、狭小地や変形地が多く、総2階・総3階の計画が難しいことがあります。
また、デザイン性の要求が高いため、複雑な形状になりがちです。
そのため、設備仕様や素材選びでコストを調整することが重要です。
4:水回り設備の選び方
システムキッチン、ユニットバス、洗面化粧台、便器などの水回り設備は、価格の振れ幅が大きいです。
特にシステムキッチンは、安いものから高級なものまで幅広く存在します。
予算に合わせて、適切な設備を選ぶことが大切です。
□長期的に住み続けられる家の特徴
長年にわたって快適に暮らせる家には、いくつかの特徴があります。
耐震性や断熱性を高めることで、安全性と快適性を両立できます。
1:高断熱・高気密住宅を選ぶ
優れた断熱性能と気密性能を持つ家は、夏涼しく、冬暖かい環境を提供します。
省エネルギーで環境にも優しいのが特徴です。
「HEAT20」の「G2」レベルや、国の「温熱等級6」を目安にすると良いでしょう。
2:耐震等級3をクリアする
大地震が起きても、軽い補修で住み続けられるのが「耐震等級3」です。
災害時に自宅で暮らせるのは大きな安心につながります。
3:日射遮蔽を考える
夏の暑さ対策として、東西北面の窓は小さめにし、遮熱タイプのガラスを使うのがおすすめです。
南面は大きな窓にして、庇やアウターシェードを設置し、断熱タイプのガラスを選びましょう。
4:南側の大きな窓と建物配置を工夫する
冬の日射を取り入れるには、南面に庇付きの大きな窓が効果的です。
また、近隣の建物による影響を受けない配置計画を立てることが大切です。
5:内部結露を防ぐ
壁の内部結露を防ぐことで、シロアリや腐朽菌の発生を抑えられます。
高断熱・高気密住宅は、結露対策としても優れています。
□まとめ
コストパフォーマンスの高い家を建てるには、建物の形状をシンプルにし、設備や素材を適切に選ぶことが重要です。
総2階建てや総3階建てを選び、角を減らすことでコストを抑えられます。
都心では、設備仕様や素材選びに工夫が必要です。
長期的に住み続けられる家には、高断熱・高気密、耐震等級3、日射遮蔽、南側の大きな窓と建物配置の工夫、内部結露対策が欠かせません。
これらを取り入れることで、安全で快適な住まいを実現できるでしょう。
当社では、豊橋市周辺で地域密着型の家づくりを行っております。
もし、地域に根ざした工務店をお探しの方は、ぜひ当社までご連絡くださいね。