賃貸でもアトリエとして活用できる物件が増えています。
リノベーションやDIYを許容する物件の登場により、賃貸でも自分好みの空間づくりが可能になりつつあるのです。
ここでは、賃貸物件でのアトリエ作りについて、リノベーション可能な物件の種類や契約形態、快適なアトリエ作りのポイントを解説します。
□アトリエにもできるリノベ可能な物件とは
1:リノベーション可能な物件の契約形態
国土交通省では、入居者の意向で住宅を改修できる物件を「DIY型賃貸借」と定義しています。
例えば「借主負担DIY型」という契約形態では、入居中は借主が費用を負担して自由に改修でき、退去時の原状回復義務はありません。
大家側も入居前のハウスクリーニングが不要で、安い家賃設定が可能になるメリットがあります。
2:どこまでリノベーションできる?
リノベーション可能な物件でも、具体的にどこまで改修できるかは物件によって異なります。
大幅なリノベーションが許される場合と、原状回復可能な範囲内に限られる場合に分けられます。
大幅なリノベーションが可能な物件では、退去時に原状回復の義務がなく、リノベーション後の状態で引き渡すことが一般的です。
壁紙の張り替えや床材の変更、キッチンやバスルームの改修など、大がかりな工事も可能なケースが多いでしょう。
3:貸主との入念な話し合いが重要
リノベーションの内容については、建物の耐久性を損なわず、物件の付加価値を高めるものが理想的です。
一方で入居者は自分の生活スタイルに合った部屋づくりを望むため、工事内容は貸主とよく話し合って決めることが大切です。
リノベーション後の物件に魅力を感じる次の入居者が現れやすくなれば、大家にとってもメリットがあります。
リノベーションは、双方の利益につながる関係づくりが重要なのです。
□新しくアトリエを作るポイント
リノベーション可能な物件が見つかったら、アトリエとしての快適な環境づくりを考えましょう。
ここでは、アトリエ作りに欠かせない照明や素材選び、椅子選定のコツ、防音や換気の工夫について解説します。
1:作業のしやすい照明環境を整える
アトリエの照明は、手元が影になりにくいよう配置を工夫することが大切です。
特に手芸やクラフトなど細かい作業には、スタンドライトの導入がおすすめです。
照明器具やLED電球の色温度によって色の見え方が変わるため、作業内容に合わせて選ぶのがポイントです。
絵画制作など色の再現性が重要な場合は、太陽光に近い昼白色の照明が適しています。
2:掃除のしやすい壁や床材を選ぶ
アトリエ内は作業の特性上、汚れやすい環境です。
壁や床の素材は、拭き取りやすさや掃除機のかけやすさを考慮して選ぶと良いでしょう。
椅子の座り心地にもこだわり、長時間の作業でも腰に負担がかかりにくいものを選ぶことをおすすめします。
3:騒音・換気対策も忘れずに
大きな音の出る作業には防音対策を、揮発性物質を使う作業では換気対策を講じることで、快適に制作に打ち込める環境が整います。
収納は道具や資材の特性に合わせて設け、すぐ取り出せる工夫や在庫の把握がしやすい見せる収納がおすすめです。
おしゃれなインテリアを取り入れることで、秘密基地のようなわくわくするアトリエ空間の完成です。
□まとめ
賃貸物件でもアトリエ作りができるリノベーション可能な部屋が増えてきました。
物件によって改修できる範囲は異なるため、貸主とよく相談しながら理想のアトリエを目指しましょう。
照明や素材選び、防音・換気設備など、作業に適した環境づくりを工夫することで、賃貸でも創作意欲をかき立てるアトリエが実現できるはずです。
物件探しから始める、自分だけのアトリエ作り。
ものづくりの楽しみが広がる暮らしを叶えてみてはいかがでしょうか。
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