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防腐・防蟻処理って必ず必要?その役割と注意点とは

住宅の安全性を守るためには、適切な防腐防蟻処理が不可欠です。

 

しかし、使用する薬剤によっては健康被害のリスクが伴うこともあり、特に小さなお子様やペットがいるご家庭では選択に悩むところです。

本記事では、住宅の防腐防蟻処理の必要性と、安全性の高い処理方法について解説します。

 

 

□防腐防蟻処理の役割と必要性

 

住宅の防腐防蟻処理は、実は法律で義務付けられています。

建築基準法では、地面から1m以内にある柱や土台などの構造部分に対し、防腐防蟻措置を講じることを定めています。

これは、木材の腐朽やシロアリ被害を防ぎ、住宅の安全性を維持するためです。

防腐防蟻処理を怠ると、以下のようなリスクが生じます。

 

1:構造部材の劣化による建物の倒壊

 

木材が腐朽すると強度が低下し、最悪の場合、建物が倒壊する恐れがあります。

特に土台は住宅の基礎となる重要な部分であり、ここが損傷すると修復が困難になります。

 

2:シロアリ被害の拡大

 

シロアリは木材を食い荒らし、短期間で住宅に深刻なダメージを与えます。

目に見えない部分で被害が進行するため、気付いた時には手遅れということも珍しくありません。

 

3:居住空間の安全性の低下

 

腐朽やシロアリ被害が進行すると、床の沈下やドアの開閉不良など、日常生活にも支障をきたします。

また、湿気やカビの発生によって室内環境が悪化し、健康被害につながる可能性もあります。

防腐防蟻処理は、こうしたリスクを未然に防ぐために欠かせない対策なのです。

 

一方で、処理に用いる薬剤が健康に与える影響も無視できません。

そこで重要になるのが、安全性の高い防腐防蟻剤の選択です。

 

□防腐防蟻材の種類とメリット・デメリット

 

防腐防蟻剤には、大きく分けて「化学薬品系」と「自然素材系」の2種類があります。

それぞれのメリットとデメリットを理解し、自宅の状況に合わせて適切な選択をしましょう。

 

1:化学薬品系(ネオニコチノイド系)

 

一般的によく使われているのが、ネオニコチノイド系の化学薬品です。

比較的安価で施工もしやすいため、多くの住宅で採用されています。

ただし、効果の持続期間は最大5年程度と短く、定期的な再処理が必要になります。

また、誤飲や接触による健康被害のリスクがあるため、小さな子どもやペットがいる家庭では注意が必要です。

 

2:自然素材系(ホウ酸)

 

もう一つの選択肢が、ホウ酸を主成分とする自然素材系の防腐防蟻剤です。

ホウ酸は人体への安全性が高く、万が一摂取しても腎臓から排出されるため健康被害の心配がありません。

 

また、安定した無機物であるため分解や揮発がなく、効果が半永久的に持続するのが大きな特長です。

デメリットは、水に溶けやすいため屋外での使用に向かないことと、施工時に雨水の浸入に注意が必要なことでしょう。

子どもやペットがいるご家庭、健康面での不安が大きい方は、ホウ酸など自然素材系の防腐防蟻剤がおすすめです。

 

一方、コストを重視する場合は化学薬品系も選択肢に入ります。

ただしその場合は、施工会社による定期的な管理を徹底し、居住者の安全確保に細心の注意を払う必要があります。

 

□まとめ

 

住宅の防腐防蟻処理は、建物の安全性を維持するために法律で義務づけられています。

使用する薬剤によっては健康被害のリスクもあるため、特に子育て世帯では慎重な選択が求められます。

化学薬品系は低コストで効果的ですが、安全性の面で不安が残ります。

 

一方、ホウ酸など自然素材系は人体への影響が少なく、長期的な効果も期待できます。

自宅の状況やライフスタイルに合わせて、最適な防腐防蟻剤を選びましょう。

施工会社とよく相談し、住まいの安全性と居住者の健康の両立を目指すことが肝要です。

 

当社では、豊橋市周辺で自然素材を使った健康的な住まいづくりを行っております。

もし、健康志向の住まいでお悩みの方はぜひ当社までご連絡くださいね。

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